サプライヤーリスク
工場が注文を無断で外注していませんか?現場の警告サイン
工場を監査し、きれいな作業場と良い設備を確認して発注したとします。それでも、製品は別の場所で作られているかもしれません。工場が生産能力を超える注文を受けると、特に繁忙期の前には、注文の一部または全部をバイヤーに知らせずに別の作業場へ回すことがあります。するとバイヤーは、誰も確認していない場所で作られた製品を受け取ることになります。このガイドでは、警告サインと注文を守る方法を説明します。
- 無断外注が起きる理由
- 検査員が現場で見られる警告サイン
- 発注書に入れるべきこと
- 見つけたときの対応
なぜ起きるのか
外注そのものは中国の製造業では普通のことです。多くの工場は、めっき、印刷、刺繍、成形などを専門の作業場に出しており、バイヤーが知っていて品質が管理されていれば問題ないこともあります。問題なのは、バイヤーが同意していない外注で、主要な生産が一度も確認されていない場所に移ってしまうことです。
たいていはプレッシャーの下で起きます。生産能力がいっぱいで、納期が迫り、工場は注文も前払い金も失いたくありません。クリスマス前や旧正月前の数か月といった繁忙期が、最もリスクの高い時期です。
現場の警告サイン
- 自分の注文品の生産の形跡がない。工場は注文を生産中だと言うのに、ラインでは別の製品を作っている、あるいはその品目の仕掛品、原材料、包装資材が見当たらない。
- 生産の様子がないのに完成品がある。バイヤーの製品が大量に梱包されているのに、その場所には主要工程の設備がない。
- つじつまの合わない資材。木枠、パレット、袋、カートンに別の会社名がある、またはパッキングリストやカートンラベルが手書きか、別の書式になっている。
- 工場以外での検品。サプライヤーが、生産現場ではなく倉庫や物流センター、別の住所での検品を求める。
- 異例の遅れとあいまいな説明。納期が遅れ、その説明が工場の以前の報告と合わない。
- サンプルや過去の注文と合わない品質。作業品質、色、仕上げが急に変わった場合、別の作業場が製品を作った可能性があります。
一つのサインだけで外注の証拠にはなりません。いくつも重なれば、率直に質問し、生産現場を訪問する十分な理由になります。

発注書で注文を守る
- 生産場所を明記する。注文を生産すべき工場の名称と住所を書き、それ以外の場所での生産にはバイヤーの書面承認が必要だと定めます。
- 既知の外注工程を申告させる。めっきや印刷など外部に出す工程と、その委託先を一覧にするようサプライヤーに求めます。
- 検品の立ち入り。完成品倉庫だけでなく、生産現場と梱包エリアを訪問する権利をバイヤーの検査員に与えます。
- 工場で検品する。製品が作られ梱包される場所で検品することを求めます。
サプライヤーの確認や工場監査でわかるのは、工場に何ができるかです。生産中検査で、注文が実際にそこで作られていることを確認できます。サプライヤーが商社の場合は、商社か工場かを見分けるガイドで関連するリスクを説明しています。
見つけたとき
状況がはっきりするまで残金を支払わないでください。もう一つの生産場所を書面で明らかにするようサプライヤーに求めます。製品がすでにできているなら、ロットの再検品、または欠点が散らばっている場合は全数選別で、受け入れられるかどうかがわかります。不合格後の選択肢は検品が不合格になったときの対応で説明しています。どう判断するにせよ、書面に残し、次の注文は承認した場所に戻すようにしてください。
SSTIの検査員は倉庫だけでなく生産現場を訪れ、見たままを報告します。検品サービスをご覧ください。